大人になってから、ふと気づいたことがあります。
それは「私、冷え性だったんだ」ということです。子どもの頃はあまり自覚がなく、アトピーのかゆみや肌荒れにばかり意識が向いていました。でも年齢を重ねるにつれて、手足の冷たさや、夏でもお腹が冷える感じが気になるようになりました。
冷え性とアトピーがどこまで関係しているのかは、正直わかりません。専門的なことは言えないです。ただ、自分の体を見ていると、「冷えているときのほうが、調子が悪い気がする」と感じる場面は多くありました。特に冬は、肌の乾燥とかゆみに加えて、体全体が縮こまるような感覚があって、余計につらくなります。
冷え性を強く意識するようになったのは、仕事をするようになってからでした。デスクワーク中心の生活で、ほとんど体を動かさない日が続き、夕方になると足先が冷えて感覚が鈍くなる。エアコンの効いた室内で、夏でもひざ掛けが手放せない。今思えば、その頃から体の巡りがかなり落ちていたのかもしれません。
そこで、できることから少しずつ試すようになりました。
まず始めたのは「適度なウォーキング」です。といっても、毎日何キロも歩くわけではありません。20分から30分、気分転換のつもりで歩く程度。それでも、続けているうちに足先の冷えが前より気にならなくなりました。汗をかくほどではないけれど、体の内側がじんわり温まる感じがして、無理なく続けられています。
次に意識するようになったのが、「首を冷やさないこと」です。
冬はもちろん、夏でも冷房対策として、首にストールや薄手のスカーフを巻くようになりました。最初は少し大げさかなと思ったのですが、首元を温めるだけで、体全体がラクになる感覚があります。アトピー的にも、首は荒れやすい場所なので、刺激や乾燥を防ぐ意味でも良かった気がします。
もう一つ助けられているのが、ブランケットや毛布で膝を温めることです。特に座っている時間が長い日は、膝から冷えが上がってくる感じがありました。膝に一枚かけるだけで、体の緊張が抜けるような感じがして、仕事中のストレスも少し和らぎます。
こうしたことを続けているうちに、思わぬ変化もありました。
肩こりや腰のこりが、前よりラクになったのです。ずっと「体が固いから仕方ない」と思っていましたが、冷えが原因の一部だったのかもしれません。体が温まることで血流が良くなり、結果的に全身がほぐれやすくなったように感じています。
アトピーへの影響については、「劇的に良くなった」と言えるほどではありません。でも、冬のつらさが以前より和らいだのは確かです。冷えで体がこわばると、かゆみも強く感じやすい気がするので、そういう意味では間接的に助けられているのかもしれません。
冷え性対策といっても、特別なことをしているわけではありません。
運動も、服装も、生活の中で少し意識を変えただけです。最近は、冷え対策用のインナーやレッグウォーマー、温活グッズなどもいろいろありますよね。もし「冷えも気になるし、体調もいまひとつ」という方がいたら、そういったものを無理のない範囲で取り入れてみるのも、一つの選択肢だと思います。
冷え性もアトピーも、すぐにどうこうできるものではありません。
でも、自分の体のクセを知って、少し労わってあげるだけで、日常は意外とラクになります。大人になってから気づいた冷え性でしたが、今は「気づけてよかった」と思っています。これからも、体の声を聞きながら、できることを少しずつ続けていきたいです。