アトピーとお通じ(便秘)

わたしは子どもの頃から、ずっと便秘でした。
でも正直に言うと、そのことをあまり深刻に考えたことはありませんでした。むしろ「私は汗をかかない体質でステキ」と思っていたしていた気がします。

アトピーがあると、汗=かゆい、というイメージがどうしても強くなります。だから「汗をかかない自分」は、悪くないどころか、むしろラッキーだと思っていました。でも今振り返ると、それは単に代謝が低かっただけだったのかもしれません。

子どもの頃から、数日に一度しかお通じがないのが普通。お腹が張っても、それが当たり前。肌の調子もずっと不安定でしたが、便秘とアトピーを結びつけて考えたことはありませんでした。

大人になってから、少しずつ生活が変わりました。
仕事の関係で長時間座ることが増え、「このままじゃまずいかも」と思い、軽い運動を取り入れるようになったのがきっかけです。といっても、激しい運動ではありません。散歩やストレッチ、たまに階段を使うくらい。それだけでも、体は少しずつ反応してくれました。

さらに、かかりつけの先生と相談しながら、体質に合いそうな漢方薬を試すようになりました。即効性があるものではなかったですが、数週間、数か月と続けるうちに、お通じが前よりスムーズになってきたのです。

不思議だったのは、その頃から汗をかくようになったことでした。
夏場だけでなく、少し歩いただけでもじんわり汗をかく。「あれ、私ってこんなに汗かいたっけ?」と戸惑うくらいです。正直、最初は不安もありました。汗でアトピーが悪化するんじゃないか、と。

でも、意外にもそうでもありませんでした。もちろん、汗をかいた後に放置するとかゆくなります。でも、早めに拭いたり、シャワーを浴びたりすることで、以前よりうまく付き合えるようになった気がします。

そして、目に見えて変わったことが一つありました。
それが、かかとのひび割れです。冬になると毎年当たり前のように割れて、歩くと痛い。保湿してもなかなか良くならなかったのに、気づいたら割れなくなっていました。「そういえば、最近かかとが痛くないな」と思ったときは、ちょっと驚きました。

便秘が改善して、汗をかくようになって、かかとの状態が変わった。
これが直接アトピーにどう影響しているのかは、正直わかりません。医学的なことは、わたしには説明できないです。ただ、自分の体を見ている限り、何かしら良い方向には動いている気はしています。

アトピーというと、「塗るもの」「食べるもの」「避けるもの」に目が向きがちですが、「出すこと」も大事なのかもしれない、と今は思っています。お通じが整うことで、体全体の巡りが少し良くなる。そんな感覚です。

とはいえ、便秘対策も人それぞれです。
食物繊維を増やして良くなる人もいれば、運動が合う人、漢方が合う人もいます。わたしの場合は、いくつかをゆるく組み合わせたのが結果的に良かっただけで、誰にでも当てはまる話ではありません。

最近は、腸内環境や体の巡りをサポートするサプリやお茶、漢方系の商品もたくさんあります。もし「便秘も気になるし、肌の調子もイマイチ」という方がいたら、無理のない範囲で、そういったものを調べてみるのも一つの手かもしれません。もちろん、合う合わないはあるので、体調を見ながら、できれば専門家にも相談しつつ、が安心だと思います。

昔のわたしは、「汗をかかない=良いこと」と思っていました。でも今は、「ちゃんと出て、ちゃんと巡る体」のほうが、結果的にラクなのかもしれないと感じています。
アトピーとの付き合い方も、年齢と一緒に、少しずつ変わっていくものですね。