アトピーとスポーツ

アトピーと一緒に生活していると、「運動したほうがいいのは分かっているけど、正直しんどい」と感じることが何度もありました。私にとってスポーツは、健康のために必要だと頭では分かっているけれど、なかなか前向きになれないもののひとつです。

まず、運動不足が続くと、肌にも睡眠にもあまり良くない気がします。身体を動かした日は、夜ぐっすり眠れることが多いですし、血行が良くなるのか、肌の調子も「最悪ではない」くらいには落ち着くことがありました。これはあくまで私の感覚ですが、完全に運動しない生活よりは、少しでも動いたほうがいいのかな、と思っています。

ただ、アトピーがあると、スポーツには独特の悩みがついてきます。私の場合、できれば直射日光は避けたいです。日焼け止めが合わなかったり、紫外線を浴びたあとにかゆみが強くなったりすることがあったからです。そうすると、自然と屋外スポーツは選択肢から外れてしまいます。

じゃあ屋内スポーツはどうかというと、これも簡単ではありません。大人になってから新しく始めるスポーツって、思っている以上にハードルが高いです。周りは経験者ばかりだったり、体力の差を感じたり、そもそも通う時間を確保するのが難しかったり。私自身、「やってみたいな」と思って調べて終わることが何度もありました。

そんな中で、ふと考えることがあります。学生時代から、バドミントンやバレーボールのような屋内スポーツを続けていたら、今はもっと気軽に身体を動かせていたかもしれないな、ということです。汗はかきますが、直射日光を避けられますし、チームスポーツなら楽しさもあります。続けやすさという点では、屋内スポーツは悪くなかったのかもしれません。

今は「できる範囲で」でいいと割り切っています。激しい運動ではなく、室内でできる軽いストレッチや、エアコンの効いたジムで少し歩く程度。それでも、何もしないよりは気分転換になりますし、「今日は少し動けた」という小さな達成感もあります。

もし、この記事を読んでいる方の中に、アトピーのあるお子さんがいるなら、屋内スポーツをやんわり勧めてあげるのも一つの選択肢かもしれません。無理に競技志向にしなくても、「身体を動かすことに慣れる」くらいの感覚で。将来、大人になったときに、その経験が役立つこともあると思います。

ちなみに、私は運動時の汗対策として、インナーやタオルには少し気を使っています。直接肌に触れるものは刺激の少なそうな素材を選んだり、汗をかいたら早めに拭いたり。こういう小さな工夫だけでも、運動への抵抗感は少し下がりました。リンク先に、私が参考にしたインナーやタオルをまとめているので、気になる方は見てみてください。

アトピーがあると、スポーツとの付き合い方も人それぞれだと思います。「やらなきゃ」と自分を追い込むより、「できそうなことだけ」を拾っていく。それくらいの距離感が、私にはちょうどいいようです。