アトピーとお正月。いつもと違う食事との付き合い方

お正月が近づくと、楽しみな気持ちと、少しだけ身構える気持ちが混ざります。
理由ははっきりしていて、食事がいつもと大きく変わるからです。

私は毎年、年末年始に実家へ帰省します。
実家に着くと、台所の雰囲気も、食卓に並ぶものも、普段の自宅とはまったく違います。自炊中心の生活をしていると、実家のごはんはどうしても味付けがしっかりしていて、品数も多い。正直、「身体、大丈夫かな」と思うことはあります。

お正月らしい料理は、砂糖や醤油を使ったものが多く、揚げ物やお餅も並びます。
普段なら少し控えそうなものでも、この時期だけは自然と箸が伸びます。とくに、親戚が集まる日は食卓がとても豪華で、「せっかく用意してくれたのに、食べないのはもったいないな」と感じてしまいます。

アトピーのことを考えれば、控えたほうがいいのかもしれません。
でも、その場の空気や、作ってくれた人の気持ちを思うと、私は完全に避けることはしていません。量を少しずつにしたり、様子を見ながら食べたりしつつ、「今日は特別」と割り切るようにしています。

もちろん、何も考えずに食べているわけではありません。
「明日は少し軽めにしようかな」とか、「夜はお茶だけにしよう」とか、頭のどこかで調整のことを考えています。お正月の間は、完璧を目指さない。その代わり、帰ってきてから整え直す、というスタンスです。

実際、帰省中は少しかゆみが出ることもあります。
夜、布団に入ってから「あ、今日はちょっとムズムズするかも」と感じる日もありました。それでも、「やっぱりダメだった」と自分を責めることは、あまりしなくなりました。理由が分かっているからです。

自宅に戻ってきたら、食事を元に戻します。
野菜を多めにしたり、味付けを薄めにしたり、消化の良さそうなものを選んだり。数日かけて、いつものペースに戻す感じです。不思議と、それだけで肌も少しずつ落ち着いてくることが多いです。

最近は、帰省先にも自分が普段飲んでいるお茶や、刺激が少なそうな間食を少しだけ持っていくようにしています。食事を変えるほどではありませんが、「これがあれば安心」というものがあると、気持ちが楽になります。無理のない範囲で、そんな工夫をしています。

お正月は、一年の中でも特別な時間です。
アトピーのことを考えすぎて、何も楽しめなくなるのは、私にとっては少し違う気がしました。だから今は、「気になるけど、食べるときは食べる」「その分、あとで調整する」という、ゆるいルールで過ごしています。

誰にでも合う方法ではないと思います。
でも、私の場合はこのやり方が、いちばん長く続けられそうでした。

お正月の食事も、アトピーとの付き合いの一部。
特別な日は特別として受け入れて、日常に戻ったら、また自分のペースに戻す。
そんなふうに考えるようになってから、お正月がだいぶ気楽になりました。