アトピーがあると、「肌に直接触れるもの」はどうしても気になります。
その中でも、毎日、長時間身につける肌着は、私にとってずっと悩みの種でした。
子供の頃は、正直あまり意識していなかったと思います。親が用意してくれた下着を着て、かゆくなれば薬を塗る。それが当たり前でした。でも大人になり、自分で服を選ぶようになってから、「あれ、この肌着の日はちょっとムズムズするかも?」と感じることが増えてきました。
最初に試したのは、いわゆる化学繊維の肌着でした。
ポリエステルなどの素材で、触った感じはサラサラ。汗も乾きやすくて、着た瞬間は「意外といいかも」と思ったこともあります。
ただ、その「良さ」が、ずっと続くかというと、そうでもありませんでした。
短時間なら問題ない日もあれば、夕方になると、首まわりや脇がかゆくなってくる日もあります。原因が本当に肌着なのか、それとも汗や体調なのか、自分でもはっきりしませんでした。
正直なところ、化学繊維が良いのか悪いのか、よく分からないというのが本音です。
「これは絶対ダメ」と言い切れるほどの確信はありません。でも、「なんとなく今日は落ち着かないな」と感じる日は、化学繊維の肌着を着ていることが多かった気がします。
そこで次に選んだのが、綿素材の肌着でした。
昔からある素材で、特別おしゃれというわけでもありません。でも、着たときの安心感はありました。チクチクしにくく、洗濯を重ねても肌当たりが変わりにくいところが、私には合っていたようです。
さらに夏場には、麻(リネン)混の肌着も試しました。
少し硬そうなイメージがありましたが、実際は通気性がよく、汗をかいても蒸れにくい印象でした。もちろん、これも万人向けではないと思いますが、「今日は肌が荒れそうだな」という日に選びたくなる素材です。
今の私は、
・普段は綿
・綿と麻の混合
という感じで、ほぼこの2つに落ち着いています。
完璧にかゆみがなくなるわけではありません。でも、「肌着が原因で悪化しているかもしれない」という不安は、以前より減りました。それだけでも、気持ちがかなり楽になります。
最近は、縫い目が外側にあるものや、タグが直接肌に当たらないものを選ぶようにもしています。こうした小さな工夫が、意外と一日の快適さに影響することもありました。
肌着について調べていると、「アトピー専用」や「敏感肌向け」と書かれた商品をよく見かけます。価格が少し高めなものも多いですが、「毎日着るものだから」と思って、無理のない範囲で取り入れることもあります。必須ではありませんが、選択肢として知っておくだけでも安心です。
アトピーの肌着選びに、正解はないと思っています。
化学繊維が合う人もいれば、綿や麻が合う人もいる。私の場合は、いろいろ試した結果、綿か麻に落ち着いたというだけです。
「今日はどれを着ようかな」と、自分の肌の調子を見ながら選ぶ。
それくらいの距離感で、これからも肌着と付き合っていこうと思っています。