アトピーに砂糖は悪いけど、お菓子をゼロにするのはムリ

「アトピーには砂糖がよくない」
これは、これまで何度も聞いてきた言葉でした。実際、甘いものをたくさん食べた翌日に、かゆみが強くなったように感じたこともあります。だから一時期は、「お菓子は一切やめよう」と本気で思っていました。

でも、正直に言うと……私には無理でした。

仕事や家事がひと段落したあとに、甘いものを少し食べる時間。
それは、肌のためというより、気持ちを保つための習慣だったのだと思います。完全にゼロにしようとした頃は、我慢している自分にずっと意識が向いてしまい、かえってストレスが増えていました。

ストレスがたまると、眠りが浅くなったり、無意識に掻いてしまったりします。
そうなると、「砂糖を断ったのに、肌はそんなに楽じゃない」という、少し悲しい状態になりました。

そこで私は、「ゼロにする」のをやめました。
代わりに考えたのは、どれくらいの頻度なら、私の肌と気持ちが崩れにくいかということです。

今の私の場合、
・毎日は食べない
・どうしても食べたい日は、量を決める
・夜遅くには食べない

このくらいのルールに落ち着きました。
たとえば、週に2〜3回、昼間か夕方に小さなお菓子をひとつ。これだけでも、「我慢している感じ」はかなり減りました。

お菓子の内容も、少しずつ見直しました。
ケーキやチョコレートを完全にやめたわけではありませんが、毎回それを選ぶのではなく、焼き菓子やシンプルなものにすることもあります。原材料を軽く見るようになったのも、この頃からです。

もちろん、「これを食べたら絶対悪化しない」という保証はありません。
でも、以前のように「食べた自分を責める」ことが減ったのは、私にとって大きな変化でした。

アトピーの情報を調べていると、「砂糖はダメ」「甘いもの厳禁」と強い言葉を目にすることがあります。間違ってはいないのかもしれません。でも、それをそのまま自分に当てはめると、生活がとても苦しくなる人もいると思います。

私自身、お菓子を完全にやめるより、頻度と量を決めたほうが、結果的に肌が荒れにくくなったと感じています。あくまで「私の場合」ですが、無理をしないことは、長く続けるうえで大事でした。

最近は、「どうしても甘いものが欲しい日」のために、体への負担が少なそうなお菓子や、砂糖の量が控えめなものを常備しています。毎日食べるものではありませんが、「これならいいかな」と思える選択肢があるだけで、気持ちがずいぶん楽になります。

もし、甘いものをやめられなくて自己嫌悪になっている方がいたら、「ゼロじゃなくてもいい」という考え方もある、ということだけ伝えたいです。アトピーと付き合う生活は、我慢大会ではないと思うからです。

お菓子を控えつつ、これくらいの頻度なら。
そんな、自分なりの落としどころを見つけることが、私にとってはいちばん現実的な対策でした。