子どものアトピーと小学校生活

アトピー性皮膚炎がある子どもにとって、小学校生活って、勉強以外の部分でも結構大変だと思います。


特に小学生くらいだと、悪気なく言葉をぶつけてしまうことがありますよね。
「なんで赤いの?」「気持ち悪い」みたいな言葉。本人は深い意味なく言っている場合もあるのですが、言われた側はちゃんと傷つく。


しかも、その年齢って、「つらかった」とうまく言葉にできないことも多い気がします。


だから私は、「学校であったことを話す習慣」を作っておくのが大事なのかな、と感じています。
これは、毎日深刻な話を聞き出すという意味ではなくて、「今日はどうだった?」を自然に言える空気を作る感じです。雑談みたいに、軽く話せる関係。
そうじゃないと、相手が親でも、恥ずかしくて言えないことってあると思うんです。
特に小学生って、「傷ついたことを言う=弱い」と感じてしまう時期もあるので。


私自身、小学生の頃のほうが症状はかなり強かったです。かゆみも見た目もつらくて、周囲の目を気にしていました。
そして正直に言うと、小学校の頃に言われたことや、感じた孤独感って、大人になっても残っている部分があります。
もちろん全部ではないです。でも、「あの時つらかった」という感覚は、意外と長く心に残るものなんですよね。
だからこそ、家庭では「安心していい場所」を作ることが大事なのかなと思っています。


私としては、とにかく明るく接すること、そして自己肯定感が育つように関わることをおすすめしたいです。
アトピーがあると、どうしても「ダメなところ」に目が向きやすい。
掻いてしまった、薬を忘れた、また悪化した。そういう話が増えやすいですよね。
でも、本当は毎日かなり頑張っていると思うんです。かゆい中で学校へ行って、人間関係を頑張って、勉強して、それだけでも十分すごい。
だから、「今日も学校行けたね」とか、「ちゃんと話してくれてありがとう」とか、小さな肯定を積み重ねるのは大事なんじゃないかな、と感じています。


あと、よく「大人になったら落ち着くよ」と言われることがあります。
実際、成長とともに変化する人もいると思いますし、それが希望になる場合もあります。
ただ、小学生にとっての「大人」って、ものすごく遠い未来なんですよね。
想像できないくらい遠い。
だから私は、「いつか良くなるかも」だけではなく、「今日をどう少し楽にするか」を一緒に考えるほうが大切なのかな、と感じています。


未来の希望も大事。でもまずは、「今ここ」に安心できる場所があること。その積み重ねが、小学校生活を少し支えてくれるのかもしれません。