アトピーとの付き合い方は、私自身も年齢とともに少しずつ変わってきました。
小学校のころは、
「私だけにある、面倒な存在」
という感じでした。
どうして自分だけなんだろう。
体育のあとにかゆくなったり、肌が荒れたりすると、それだけで一日が憂うつになる。そんな気持ちだった気がします。
中学校から大学くらいまでは、少し違う見方になりました。
そのころの私は、
「キレイでいたい」「キレイになりたい」という気持ちが強かった時期です。
だからアトピーは、
「きれいな私を妨げる悪」
みたいな存在に感じていました。
赤みや乾燥が出ると、それだけで気分が下がる。
人の視線が気になって、鏡を見て落ち込むこともありました。
今振り返ると、かなり強い言葉でアトピーをとらえていたと思います。
社会人になって、しばらくたってから。
少しずつですが、考え方が変わってきました。
アトピーは「敵」というより、
「持病」なんだな、と思うようになりました。
高血圧や花粉症の人がいるのと同じように、
私はアトピーという体質を持っている。
それくらいの距離感で考えられるようになった気がします。
もちろん、症状が強いときはつらいです。
それでも、前のように「全部を壊す存在」みたいに感じることは、だいぶ減りました。
そして今は、もう少しだけ見方が変わっています。
アトピーは、
「良くない特徴ではあるけれど、私の特徴の一つ」
そんなふうに思っています。
体質の一部。
できれば無いほうがいいけれど、完全に切り離せるものでもない。
だから、うまく付き合っていくしかない。
そんな落ち着いた気持ちに近いかもしれません。
ただ、こういう考え方になるまでには、かなり時間がかかりました。
だから、今まさに悩んでいる人に
「こう考えれば楽になりますよ」と簡単には言えない気もします。
ある時期のまっただ中にいるとき、
考え方を変えるのは本当に難しいですよね。
私も、当時はそんな余裕はありませんでした。
でも、もしよかったら、
「人によっては、時間とともに見え方が変わることもある」
くらいに思ってもらえたらうれしいです。
今の感じ方が、ずっとそのままとは限らない。
人生の段階で、少しずつ変わっていくこともある。
私の場合は、そうでした。
このブログでは、
今の私が続けているケアや、生活の中で工夫していることも少しずつ書いています。
どれも「これが正解」というより、
長く付き合う中で見つけてきた一つのやり方です。
もしどこかで、
「それなら自分にもできそう」と思えるものがあったら、
その部分だけでも参考にしてもらえたらうれしいです。
アトピーとの付き合い方は、人それぞれ。
でも、少しずつ形が変わっていくこともあるのかもしれません。