前回、「アトピーである見た目を気にしなくなるまでにやった思考の切り替え」について書きました。
あれはあれで、私にとって大きな変化でした。
でもそれとは別に、
私はもともと、着たい服を着て出かけるのがとても好きです。
新しい服を選ぶ時間も、
コーディネートを考える時間も、
私にとってはちょっとしたご褒美みたいなもの。
アトピーがあるからといって、
おしゃれそのものを手放したいとは思いませんでした。
とはいえ、「何も気にしていないか」と言われると、
やっぱり少しは配慮しています。
たとえば、皮膚から粉が出やすい時期。
乾燥が強いと、
どうしても肩や腕に白く落ちることがあります。
そういう経験があるからか、
黒のトップスは無意識に避けている気がします。
お店で手に取っても、
「かわいいな」と思いながら、
そっと戻してしまうことが多い。
たぶん、心のどこかで
“目立つかもしれない”と計算しているんですよね。
その代わり、明るい色はわりと自由に選んでいます。
ベージュや白、
淡いブルーやピンク。
多少粉が出ても目立ちにくい、
という安心感があるからかもしれません。
素材も、チクチクしないか、
首元がこすれないか、
タグが気にならないか。
試着のときに、
少しだけ丁寧に確認します。
それでも基本は、
「着たいものを着る」が中心です。
私の場合、
誰とも会わない日でも、
好きな服を着ているだけで気分が上がります。
近所のスーパーに行くだけでも、
自分なりに整えて出かける。
それ自体が楽しい。
もはや趣味みたいなものだと思っています。
アトピーだから地味に、
アトピーだから無難に、
と決めてしまうと、
なんとなく気持ちまで小さくなってしまう。
だから私は、
「ちょっとだけ配慮して、あとは楽しむ」
くらいにしています。
完全に無防備ではないけれど、
必要以上に制限もしない。
そのバランスを探るのが、
今の私にはちょうどいいです。
もちろん、紫外線は気にします。
日差しが強い日は、
羽織りものを持ったり、
肌にやさしそうな日焼け対策をしたり。
そこは無理せず、
将来の自分のためと思って続けています。
でもそれも、
「守るため」であって、
「楽しまないため」ではない。
肌の状態によっては、
今日はおしゃれどころじゃない、
という日もあります。
そんな日は、
潔くラクな服にします。
でも、調子がそこまで悪くないなら、
できる範囲で好きなものを選ぶ。
その積み重ねで、
アトピーとおしゃれは
意外と両立できるのかもしれない、と思うようになりました。
アトピーがあっても、
好きな服を着て出かける。
それだけで、
一日の景色が少し明るくなる気がします。
気にしすぎず、でも守るところは守る。
そんな感じで、これからも楽しんでいけたらと思っています。