昔は気にしていたけど、今はどうでもよくなったこと

アトピーと長く一緒にいると、
不思議なもので、少しずつ「気にするポイント」が変わっていきます。

昔はあんなに心を占めていたことが、
いま思うと「どうしてあそこまで?」と思えるくらい、小さくなっていたりします。

もちろん、今でも気になる日はあります。
落ち込む日だってあります。

それでも、振り返ってみると
「あ、これはもう前ほど大問題じゃないな」と思えることが増えてきました。

今日はそんな、私の中でどうでもよくなっていったことの話です。


いちばん大きいのは、
アトピーではない人と自分を比べること

学生のころは、こればかりしていました。

電車の中、教室、職場。
きれいな肌を見るたびに、

「いいなあ」
「なんで私は」

そう思ってばかりでした。

比べても何も変わらないのに、
やめられませんでした。

でもある時、
みんなそれぞれ違う悩みを持って生きているんだ、と
少しずつ実感するようになりました。

外からは見えないだけで、
本当に人それぞれ。

それに気づいてから、
他人の肌を見て落ち込む時間は、ずいぶん減った気がします。

ゼロにはなっていません。
でも、「まあいいか」と流せることが増えました。


次に変わったのは、
大浴場や温泉への抵抗です。

正直に言うと、今でも好きかと言われたら、
ちょっと緊張します。

できれば入りたくないな、と思う日もあります。

でも昔は、選択肢にすら入りませんでした。

旅行=お風呂がある
それだけで、行かない理由になっていました。

そんな私が変わるきっかけになったのは、
親戚の子どもと一緒にお風呂に入った体験でした。

私があれこれ心配していたのに、
その子は何も言わない。
ただ楽しそうにしている。

その出来事が、思っていたよりもずっと大きくて。

「もしかして、自分で壁を高く作りすぎていたのかも」

そう思うようになりました。

それからは、
無理はしないけれど、
最初から諦めるのもやめてみよう、と思っています。


もうひとつあります。

どこかから「気持ち悪い」という声が聞こえたとき、
自分のことだと思うクセ

これ、本当に長いあいだ持っていました。

笑い声や小さなひそひそ話まで、
全部、自分に向けられている気がしてしまう。

でも年齢を重ねて、
だんだん思うようになりました。

そんなにみんな、
私のことばかり見ていないよね、と。

もちろん、傷つくことがゼロになったわけではありません。

けれど、
反射的に「私?」と思う回数は、
確実に減りました。


こうして書いてみると、
何かが治ったわけでも、
劇的に肌が変わったわけでもありません。

変わったのは、
受け取り方なのかもしれません。

そしてそれだけで、
生きやすさはずいぶん違うのだな、と感じています。


いまも、服選びや保湿や、日々の工夫は続けています。
やっていることは、昔とそこまで大きく変わりません。

ただ、
他人と比べるためではなく、
誰かの目を恐れるためでもなく、
「自分が少しラクに過ごすため」に選ぶようになりました。

もし、私と同じように
昔の私が気にしていたことで苦しくなっている方がいたら、
いつか「まあいいか」と思える日が来るかもしれません。

焦らなくていいし、無理にそう思おうとしなくてもいい。

時間が、少しずつ運んでくれることもある。
私は、そんなふうに感じています。

普段使っているケアや身につけているものは、
別の記事にまとめています。
もしヒントになりそうなら、のぞいてみてください。

今日も、自分にできる範囲で。
それくらいが、ちょうどいいと思っています。