今回は、アトピーのお子さんを育てている保護者の方に向けて書いてみようと思います。
「この子のアトピーは、この先どうなるんだろう」
きっと何度も、考えたことがあるのではないでしょうか。私の両親も、同じことを思っていたと思います。
これはあくまで私自身の体験と実感ですが、振り返ると、いちばん症状が強かったのは子どもの頃でした。
かゆみも強くて、我慢ができなくて、夜中に掻き壊してしまう。朝起きるとシーツに血がついている。そんなことも珍しくありませんでした。
特に覚えているのは、指の関節です。
ぱっくり割れて、曲げるたびに痛い。水がしみる。見た目にもつらそうで、きっと周りから見ても痛々しかったと思います。
でも、その「ぱっくり割れ」は、高校生くらいにはほとんど無くなっていました。
体の状態は少しずつ変わっていくのだな、と今は思います。
とはいえ、「大人になったら治るか」というと、私の場合は治りませんでした。
症状の出方は変わっても、アトピー体質そのものが消えた、という感覚はありません。
ただ、大人になって明らかに違うことがあります。
それは、自分で管理できるようになることです。
食生活、住環境、着る服、塗り薬のタイミングや量。
誰かに言われなくても、「今日はこれをしておいた方が良さそうだな」という判断が、だんだん自分でつくようになりました。
長く付き合っている分、自分の体のクセもわかっています。
「このムズムズは悪くなりそう」とか、「今日は早めに保湿しておこう」とか、小さな予感に気づけるようになります。
そしてもうひとつ大きいのが、メンタルの部分です。
子どもの頃より、「まあ、こういう日もある」と思えるようになりました。
小学生のときは、そこまで考えられませんでした。
つらいものはつらいし、かゆいものはかゆい。気持ちの整理なんて、できなくて当たり前です。
だから私は、症状もきつくて、気持ちのコントロールもまだ難しい時期は、保護者の方がリードしてあげる時間なんだろうな、と思っています。
保湿をする。
病院へ連れて行く。
環境を整える。
それと同じくらい、「大丈夫だよ」と隣で言ってもらえることも、きっと意味があると思っています。
大人になれば、本人が少しずつバトンを受け取って、自分なりのやり方を見つけていきます。
意外と、その頃にはちゃんと身についていることが多いです。子どもの頃にしてもらったことが、土台になっているのだと思います。
もちろん、成長の仕方や症状の変化は人それぞれです。
私の経過が、すべての人に当てはまるとは思っていません。
それでも、「今は親が支える時期なんだ」と考えることが、少し気持ちを軽くすることもあるのではないでしょうか。
未来のことは誰にもわかりません。
でも、大人になった私は今、ちゃんと生活しています。
アトピーはあるけれど、なんとかやれています。
その姿が、どこかでひとつの答えになればいいなと思いながら、今日はここまでにします。
必要なものな、生活の工夫などは、また別の記事でも紹介しています。
もし気になるものがあれば、参考にしてみてくださいね。