「冬は調子が悪くて当たり前」と思うようになって楽になった

私のアトピーは、正直に言うと冬はつらいです。
今でこそ「まあ、冬だしね」と思えるようになりましたが、以前は違いました。秋が終わり、少しずつ空気が乾いてくると、「またか…」と気分まで落ち込んでいました。

冬になると調子が悪くなる理由は、考えてみればいくつもあります。
まずは乾燥。これはもう説明するまでもなく、アトピーには大敵です。保湿剤を塗っても、朝起きたらカサついている、ということも珍しくありません。

それから暖房。最近は光熱費のこともあって、エアコンを使う家庭が多いと思います。私もそうです。エアコンは確かに効率が良くて安いのですが、使っていると空気が乾くし、埃も舞いやすい気がします。目に見えないけれど、なんとなく肌がムズムズする感じがあって、あまり得意ではありません。

さらに、冬はどうしても厚着になります。外は寒いので、しっかり着込んで出かけますよね。でも、建物の中に入ると暖房が効いていて、すぐ汗をかいてしまう。アトピーの人なら、この「汗」が厄介なのはよくわかると思います。
とはいえ、外出先で簡単に着替えられるわけでもなく、そのまま我慢するしかない場面も多いです。

以前の私は、こういう状態になるたびに「何が悪いんだろう」「何か対策が足りないのかな」と考えていました。冬でも調子が良い人を見ると、羨ましくなったり、焦ったりもしていました。

でも、ある時ふと、「冬は調子が悪くて当たり前なんじゃないか」と思うようになりました。
乾燥して、暖房を使って、寒暖差があって、汗もかく。これだけ条件がそろっていたら、肌の調子が落ちるのは自然なことかもしれません。

そう考えられるようになってから、気持ちが少し楽になりました。
「冬でも完璧な肌を保とう」と思うのをやめて、「冬は悪化しやすい前提で、できることをやる」に切り替えた感じです。

やっていること自体は、以前と大きく変わっていません。保湿をする、加湿をする、できるだけ汗をかいたら早めに拭く、肌着に気をつける。
でも、「これをやっているのに悪くなるのはおかしい」と思わなくなった分、心の負担が減りました。

アトピーは、肌だけでなく気持ちも影響する病気だと思います。だからこそ、「自分を責めない考え方」を持てるかどうかは大きいです。
冬に調子が悪いのは、私がダメだからではない。冬という季節の影響が大きいだけ。そう思えるようになってから、冬を必要以上に怖がらなくなりました。

もちろん、症状や感じ方は人それぞれです。冬でも比較的安定している人もいると思います。
でも、もし「冬になるとどうしてもつらい」と感じているなら、「冬はそういうもの」と一度受け入れてみるのも、ひとつの選択肢だと思います。

完璧を目指さず、春までなんとかやり過ごす。
そういう付き合い方も、アトピーとの上手な折り合いのつけ方なのかもしれません。