アトピーの私が、リカバリーウエアをどう着ているか

リカバリーウエア、もう世の中に定着したのかもしれませんね。
疲労回復、血行促進、睡眠の質が良くなる、など、魅力的な説明が並びますよね。

アトピーがある私にとって、最初に思ったのは、「本当に着られるかな?」でした。
暖かそうだし、体に良さそう。でも、素材的に肌は大丈夫だろうか、という不安のほうが先に立ちました。

それでも試してみようと思ったのは、理由があります。
冷えや肩こり、腰のこりがつらくて、冬は特に体がこわばる感じが強かったからです。
アトピーそのものだけでなく、「体全体がしんどい」という感覚を、少しでも楽にできたらいいな、と思いました。

実際に使い始めて、まず戸惑ったのが「着方」です。
説明書には、だいたいどの製品も「直接肌に着用してください」と書いてあります。

アトピー持ちとしては、ここが一番悩ましいところでした。
直接着ることで効果が出る、という理屈は分かります。でも、肌の調子は日によって全然違います。

私が最初に決めたのは、「無理はしない」というルールでした。
効果よりも、肌の安全を優先する。これは今でも変わっていません。

具体的には、こんな感じで使っています。

まず、肌の調子が良い日
赤みやヒリヒリが少なく、「今日はいけそうだな」と思える日は、短時間だけ直接着ることがあります。
寝る前の数時間だけ、あるいは休日の家で過ごす時間だけ、という具合です。
違和感を感じたら、すぐ脱ぎます。

次に、少しでも不安がある日
この場合は、必ず綿のインナーを一枚はさみます。
薄手の長袖Tシャツの上に、リカバリーウエアを着る。
説明書通りではないけれど、これでかゆみが出たことは、今のところほとんどありません。

そして、夜や長時間着るとき
睡眠中は無意識に掻いてしまうこともあるので、私は基本的に直接は着ません。
「睡眠の質が良くなる」と言われても、途中でかゆくなって起きてしまったら意味がないからです。

こうして使ってみて思ったのは、リカバリーウエアは「魔法の服」ではない、ということです。
着たらすべてが良くなる、というものではありません。
でも、体が冷えにくくなったり、肩や背中が少し楽に感じたり、「今日は体が軽いかも」と思う日は、確かにあります。

アトピーがあると、何かを選ぶたびに「合う・合わない」で悩みます。
リカバリーウエアも例外ではありません。
だから私は、「説明書通りに着られないからダメ」とは考えないようにしています。

自分の体に合わせて、調整しながら使う。
それで十分だと思っています。

もし、リカバリーウエアに興味はあるけど不安、という方がいたら、
「直接着なきゃ意味がない」と思い込まず、まずは短時間・重ね着から試してみてもいいのかな、と思います。
合わなければやめればいいし、合えばラッキー、くらいの気持ちで。

今の私にとって、リカバリーウエアは「必須アイテム」ではありません。
でも、「あると助かる日があるもの」にはなっています。
アトピーと一緒に暮らしながら、そんな選択肢が一つ増えた、という感覚です。