「体にいい食事」が逆効果だった私のアトピー体験談

アトピーがある私は、ずっと「食事を正せば肌はよくなる」と信じていました。
ネットや本で調べては、「体にいい」と言われるものを積極的に取り入れる。砂糖は控え、小麦は減らし、油はオリーブオイルに。発酵食品も毎日欠かさず食べていました。

最初は「ちゃんと頑張っている自分」に安心していました。でも、数か月たっても、肌は思ったほどよくなりませんでした。それどころか、なぜかかゆみが強くなったり、お腹の調子が悪くなったりする日が増えていったのです。

「好転反応かな?」
そう思って、さらにストイックになりました。甘いものは完全に禁止。外食もほぼやめ、自炊中心の生活。でも、肌も気持ちも、どんどん余裕がなくなっていきました。

ある日、通院先で先生に食事の話をしたとき、「体にいい食事でも、合わない人はいますよ」と言われました。その一言で、ハッとしました。
私は「体にいいかどうか」ばかり気にして、「自分の体に合っているか」を全然見ていなかったのです。

そこから、思い切って一度リセットすることにしました。
・無理な制限はやめる
・食べたあと、肌や体がどう反応するかを見る
・「正解」を探すのをやめる

すると、意外なことに、毎日食べていた発酵食品を減らしただけで、お腹の張りがラクになり、それに伴ってかゆみも少し落ち着きました。逆に、「これは控えたほうがいい」と思い込んでいた白米は、私には問題なかったことも分かりました。

この経験で感じたのは、アトピーと食事は「善か悪か」で判断できない、ということです。誰かに合う方法が、必ずしも自分に合うとは限らない。
「体にいいはずなのにツラい」と感じたら、それは体からのサインなのかもしれません。

今の私は、完璧な食事は目指していません。
疲れた日はお惣菜も食べるし、甘いものも我慢しすぎない。ただ、肌や体調が荒れたときに「最近何を食べていたかな?」と振り返るようにしています。それだけで、以前より気持ちがずっとラクになりました。

最近は、アトピーや敏感体質向けに「何を食べるか」より「どう整えるか」に焦点を当てたサポート食品も増えています。全部を真似する必要はありませんが、無理をしない選択肢として知っておくのは悪くないと感じています。

私にとって、「体にいい食事」を手放したことは、逃げではありませんでした。
ようやく、自分の体の声を聞き始められた、ひとつのきっかけだったと思っています。

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